
2013年2月アーカイブ
第2子妊娠&出産体験記
2012年4月14日の長男の生後11か月目のお誕生日に
第2子の妊娠が発覚しました。
長男を妊娠した時のように風邪のような症状がしばらく続き、
ある日突然オエッという悪阻がやってきました。
母乳で育てていたので生理はまだなく、妊娠検査薬で
陽性が出た時はビックリ。
産婦人科の先生も授乳中は排卵しないのにね~と驚きの様子。
出産予定日は12月20日ということでしたが、数回目の受診の時に
12月10日に変更となりました。生理がないと排卵日がわからないので
胎児の大きさから出産予定日を算出するようです。
5月14日の長男の1歳のお誕生日に第2子の母子手帳をもらいました。
今回は妊娠初期はほとんど悪阻がありませんでした。
むしろお腹がすくと気持ちが悪くなるので朝起きた時にすぐに
何か食べれるようにと冷蔵庫には常にバナナを常備。
バナナ好きの長男と毎朝バナナの取り合いです。
今回は普段そんなに食べないラーメンや焼き肉などやたらこってりと
したものが食べたくなる日が多く、中華やイタリアンにもはまりました。
毎月パパがメンバーになっているイタリアンのお食事がとっても楽しみ。
パスタ、ピザ、ラザニアは毎日でも食べたい気分に。
長男妊娠の時は妊娠初期から悪阻がきつく、お寿司や和食系以外は
全く受けつけない感じだったので今回は食べ物に関しては全く正反対でした。
このまま悪阻がないままいけるのかな~と思いきや、
妊娠4か月に入る頃から悪阻がはじまり、
ほとんど何も食べれない日々が始まりました。
約2か月程、常に胸がムカムカ気持ち悪く吐き気がおさまらない毎日。
そして日に日に活発になってくる長男。
1歳児を抱えながらの妊婦生活はなかなか過酷な日々でした。
第1子妊娠の時は重いものは持たない、暇があったら寝るなど
妊婦ならではの特権も第2子妊娠となると関係なし。
悪阻で食欲がなくても離乳食が終わったばかりの長男に
あの手この手で色んなものを食べさせなければなりません。
そして作ったものを手で払いのけられ床に落とされ床を拭き拭き・・・。
お外にも連れ出さないとかわいそうなので、しんどい体に鞭を打って
出かけます。8キロの子供を抱っこして荷物を持って。
お腹が大きくなるにつれて中に何が入っているのか気になるのか
お腹への攻撃がはじまり、足で蹴られたり上から乗られたり全力で体当たり。
今回は腰痛に付け加え恥骨痛もありダブルの激痛に耐えながら
やんちゃの1歳児と格闘の毎日でした。
年子は大変とよく言われますが、まさしくその通り。
生まれてからが大変なんだと思ってましたが、
妊娠中からこんなに大変なんだ~と改めて実感。
1歳児のお相手は中腰やしゃがむなど、妊婦には辛いお腹を圧迫する
姿勢が多すぎです。
お腹の赤ちゃんは大丈夫か・・・と何度も何度も心配になりましたが、
幸いビクともせず最後までしっかりと耐え抜いてくれました。
8月の初旬頃からだんだんと悪阻がおさまり、食欲も戻ってきました。
ちょうど8月中旬からベルギーの友達が我が家に2週間滞在予定
だったのでギリギリセーフ。
滞在中は一緒にあちこち車で遠出したりできるほど元気になっていました。
今回は生まれるまで性別を聞かないと決めていたのですが、
そうはいっても気になるもの。
今回も中山寺での安産祈願の腹帯には「辰年男」と書かれていました。
長男の時は「寅年男」で男の子だったので今回もやはり男かと。
またお腹はどんどん前に突き出すように尖がっていたので
周囲からも男の子だね~と言われ続け、自分でも男の子だと確信。
胎動も長男の時よりも激しかったので、長男以上に元気な男の子って・・・
と少々不安になる毎日。
でも主人と母親は最初から女の子だと言い続けていました。
二人目は女の子が欲しかった私は主人と母親の言葉に
かすかな希望を残しながら、男の子を産む覚悟を決めつつありました。
臨月に入ると私の体重も赤ちゃんの体重も日に日に増加し、
妊婦健診の度に体重オーバーを注意されました。
長男の時は通常の体重プラス10キロだったけど今回はプラス15キロ。
さすがに自分でもやばいなと思いつつ、食欲がとまらない。
特に甘いものがやたら食べたくてしょうがない。
ケーキというよりはバームクーヘンやシュークリーム、焼き菓子系。
また普段あまり好きじゃないよもぎ餅など和菓子にもはまりました。
お腹の赤ちゃんもついに3,000gを超えました。
長男は出産予定日の8日前に生まれたけれど今回は予兆全くなし。
先生から安産の為に階段上りを薦められ、
予定日1週間前から階段上がりを実行。
京都駅の大階段も大きなお腹を抱えながら上がりました。
そして出産予定日の12月10日深夜2時頃。
これってもしかして?という兆候が。
腰のあたりに生理痛のような重い鈍痛がジワジワと。
時間を計るとあれよあれよという間に10分間隔に。
第1子の時はなんやかんやとしぶられ結局5分間隔になるまで
自宅で待機させられましたが、今回は病院まで1時間かかることと
経産婦ということですぐ病院へ行くことに。
実家に滞在していたので長男はじいじ&ばあばにお願いして
主人とそっと出ようとしたのですが、出る直前に長男が起きてしまいました。
置いていかれる気配を察知したのかなかなか泣き止まず、結局出発したのは
早朝5時過ぎ。移動中の車中で産まれるんじゃないかとヒヤヒヤ。
途中の橋から見えたお月様がきれいな三日月をしていました。
6時前になんとか無事病院に到着し、
入院の準備をして個室で陣痛を待つこと数時間。
お昼頃には生まれるかな~と思いながら陣痛の間隔を計ってましたが
5分間隔から縮まらず。
そしてだんだん痛みが消えていき気づけば眠っていました。
看護師さんから前駆陣痛なのでいったん退院しても良いと言われましたが
また次来るタイミングが難しいのでもう1泊入院することに。
病院の中の階段を1日中上がって陣痛を待ちました。
そして深夜3時頃、また前日と同じような陣痛が・・・。
でも結局また朝になったら消えてました。
前駆陣痛が1週間続く人もいるので・・・と言われ
いったん退院することになりましたが、
退院前の診察で破水していることがわかり結局帰れなくなりました。
破水すると菌に感染しやすくなるので
陣痛促進剤を使ってでも早く出さないといけないということで、
錠剤の陣痛促進剤を飲むことに。
錠剤の陣痛促進剤は点滴と違ってゆっくりと時間をかけて
陣痛を起こすので怖がらなくても良いと言われましたが、
薬を飲むごとに急に激痛が起こるんじゃないかとドキドキ。
子宮口はすでに3センチ開いていたので陣痛さえ起これば早いかもと
言われてましたが、陣痛がなかなか起こらず結局お昼ごはんも完食。
陣痛促進剤を1時間おきに1錠ずつのみ6錠全て飲み終えたところで
強烈な吐き気がやってきました。
その後少しずつ陣痛がはじまり午後14時過ぎ頃分娩室へ。
エレベーターで下へ降りる最中に痛みは限界に・・・。
もっと早く移動しとけば良かったと後悔・・・。
分娩台に上がったら子宮口は7センチ。
まだいきんだらダメと言われ息を吐きながら必死に激痛に耐え、
限界のところで「はい いきんでくださ~い」とやっとOKが出た。
全身の力を振り絞っていきむこと約5回、出血が多いということで
慌てて先生が吸引器を持ってやってきました。
立ち合い予定の主人が慌てて分娩室に入ってきた直後、
スルッスルッと滑るように赤ちゃんが生まれてきました。
オンギャーオンギャー元気な産声が聞こえママはホッとひと安心。
ところで男の子?女の子?
恥ずかしながら、感動の最中にどこかで性別を気にしている自分が。。。
隣にいた主人に聞いたところ主人も「わからない」と。
妊娠中に何度も生まれる瞬間を想定していたのに
先生の声聞こえなかった~。
やっぱり男の子か~と思った瞬間、
先生が「お嬢ちゃんですよ~」と赤ちゃんのおまたを見せてくれました。
ママは自分の耳を疑いました。
夢にまで見た待望の女の子の誕生です。
ママの目から大粒の涙が溢れてきました。
生まれてきてくれてありがとう。
パパの予知夢に出てきた「こころちゃん」だったんだね。
ずっとこころちゃんだったらいいなと願い続けた10か月。
夢が現実になった瞬間でした。
外で待っていた長男がじいじ&ばあばに連れられて入ってきました。
何が何だかわかっていない様子だけどママを見るなり大泣きです。
ママはこの上ない幸せの瞬間を感じました。
2日ぶりに会う長男がすっかりお兄ちゃんに見えました。
今日から本当にお兄ちゃんだね。
まだお兄ちゃんも赤ちゃんだけど妹をかわいがってあげてね。
2012年12月12日15時47分、3,090gでこころちゃんの誕生です。
今回は分娩台に上がってから約1時間での超スピード出産でした。
長男出産の時は数時間全身全力でいきみ続けたので
翌日は全身筋肉痛で動けなかったのですが、今回は出産当日から
ママも元気です。
年子のメリットはないと思い込んでいましたが、ひとつありました。
お産がとっても楽だということです。
ただ第1子の出産の時にはない痛みが経産婦にはやってきます。
それは産後に起こる「後陣痛」というもの。
出産の翌日の夜、陣痛並みの痛みがやってきました。
お腹もへこんでないしもしやもう一人生まれるのでは・・・?
ナースコールで痛みを訴えたところ「後陣痛」ですねと言われました。
経産婦は子宮の収縮は激しい為、産後、子宮が収縮する度に
陣痛のような痛みが起こるということでした。
個人差があり、2、3日で終わる人もいれば数週間続く人もいると言われ
産後の解放感がいっきに消えていきました。
私の場合、陣痛のような激痛は入院中に4~5回ほど感じましたが、
退院後は大丈夫でした。
今回は和室付の個室に入院した為、入院中は主人も毎晩病院へ
泊まっていました。
入院中が唯一赤ちゃんとゆっくり過ごせる時間だよと言われてたので、
思う存分ゆっくり過ごさせてもらいました。
毎食のお食事はとっても美味しく、お部屋でエステまでやって頂き
入院中は至福のひと時を過ごしました。
長男はママに会うと離れられなくなるだろうとみんなが心配して
病院にはあまり連れてこないようにしていましたが、
ママのほうが我慢できませんでした。
電話越しに長男の元気そうな声を聞くと涙がとまりません。
退院まで我慢できず入院中に連れてきてもらいました。
妹に対面した長男は最初は不思議そうに眺めていましたが、
さっそく耳たぶを触りはじめました。
そして隙をみてお口にチュ。
お口のチュウはみんなが我慢していましたが、
ファーストキスはお兄ちゃんが奪いました。
本能的にかわいいと思ったんだろうな~。
頭をなでなでしたり、耳たぶを触ったり。
そんな光景がとても微笑ましくいつまでも見ていたい
気分でした。
きっと妹思いの優しいお兄ちゃんになるな。
みんながそう思いました。
入院生活は快適でしたが、こころちゃんを連れて
早くお家に帰りたいと退院日が待ち遠しくなりました。